他のユーザビリティや心理学系の本とかぶる部分もあり、ユーザビリティの常識や重要なポイントは何なのかを確認することはできました。しかし、この本を読んでもなかなか頭に入ってこない。うーん、文体が合わなかったというか、和訳された文を読むのはむずかしい。
以下はほとんど愚痴なので、そういうのが嫌いな人はそっ閉じして下さい。
文章が回りくどく読みにくい
皮肉や大げさな比喩がよく使われています。
このおかげで、文章を読むたび「これは皮肉なの?」かどうかを考えさせられます。
また、外国独特の比喩表現があると、それもまた文章の重要ポイントがどこにあるのかを把握する事を妨げているように感じました。
訳をされた方の「あとがき」に、著者のユニークな言い回しがそのまま伝わればと思います、みたいなことが書かれていましたが、うーん、僕にとってはただただ読みづらかったです。
また、文章構成の見出しレベルが少なく、文章を読むのもしんどい。
ユーザビリティーを勉強していると以下の言葉があります。
各ページの言葉を半分に削れ。さらに残りの半分を削れ
ークルーグのユーザビリティ第三法則
引用:超明快Webユーザビリティ
これに反しているというか、この書籍自体のユーザビリティはどうなんだ?と、そういうことばかり気になってしまい読む気力がどんどん失われてしまいました。そもそも紙とWebで媒体が違うので仕方ないのかもしれませんが。
ほかに、事例の参考画像が海外圏のものがそのまま使われており、補足も不十分な気がして日本人には直感的にわかりにくいのでは?と思う点もありました。
Amazonレビューを見る限りでは高評価だったので、単純にこの書籍が自分に合わなかったのでしょう。僕は文章を読むのが苦手だし、理解力もあまり無いと自覚してます。
他のユーザビリティの書籍でおすすめするなら
僕がユーザビリティの書籍を勧めるなら、断然「超明快Webユーザビリティ」です。
こちらのほうがWebに特化してるというのもあって、Webをやっている自分にとっては分かりやすかったです。また、文章も少なく読みやすいです。
切り替えて次の本を読もう。