emuramemo

製品レビュー、HTML/CSS、webデザイン、音楽、その他いろいろ

Rei Release Live「ORB」 at 心斎橋Pangea

Reiの「ORB」リリースライブへ行ってきました。

気になったアーティストはまずライブを見に行くべし!

 

 

会場の様子

客層は男性が多め(なかでも30~40代が多そう)で、半数くらいはバンドマンや音楽に精通してるオーラがでていました。あとは小さい女の子や女性もちらほら。全体的にみんなReiのギターが大好きなんだろうというのがわかります。

 

序盤、ライブハウス内でかなりドラムとベースが膨張していて、おぉ、大丈夫か?と思ったのですが徐々に聴き取りやすくなります。一曲目はライブ演出的にも重要だったと思いますが、ギターがあまり聴こえず音量バランスがもったいなかったなぁと。まぁライブだからしょうがない。リハーサルと本番では人の多さが違うので音の響きが変わりますから。


後ろの方だったので顔がかろうじて見えるくらいで、Reiが演奏中にかがむと全く見えなくなるんですが、パンゲアには映像モニターがバーカウンターの上に設置されていたのでそちらで見ることができるのが良かったです。

 

 

ライブパフォーマンス

ギターソロで動き回ったり、時に手で振り付けをしたりエンターテイメントにあふれる演奏。曲のバランスも良くて、3人編成の中でも、約1時間半飽きさせない工夫が凝らされていました。3人のソロバトルはReiが煽りまくって会場がとても良い雰囲気。やっぱりソロって気持ちが熱くなります。そして大阪の人はノリがいいので盛り上がる。

 

こんなことを言っちゃ悪いのですが、ベースとドラムのいかつい兄ちゃん達がハイトーンボイスでコーラスしているのが少し面白かったです。

 


一番盛り上がったのはRoute246、BLACK BANANAあたり。JUMPやCOCOAは音源でかなり完成度が高いのでそっちのほうが向いてるのかな。すでにCDとはアレンジが変わっている曲も多かったです。

 

MCはほとんど無くて、序盤の曲間とアンコールの時にまとめてしゃべったくらい。
大阪でのワンマンは12、3歳の頃依頼とのことで、会場を笑わせつつ、Rei名義では実質初の大阪ワンマンですかね。二度目のアンコールは拍手があったものの惜しくも時間の関係でありませんでしたがAmazonで変えなかった1stアルバムも買えたし、終演後サインも頂けました。

f:id:emj1025:20161216231724j:plain

小物のグッズがサムピックという面白いチョイス。

 

 

使用楽器

ギターはリッケンバッカーとジャズマスター、ギブソンのアコギ。
ジャズマスターはハイファイな曲でバキッと前にでてくるし、リッケンバッカーは温かみがあってブルージーな曲にピッタリ(序盤はPAの関係か埋もれていたけど)。曲によってはアコギをオープンチューニングにしたり多彩でした。

 

なによりも演奏がカッコイイし音作りも最高です。

 

今回のライブではThe DayやPolpettaなどアコースティックギターで弾く曲が中でも気に入りました。アンコールにて持ち替えたベースがとてもアコースティックで気持ちのよい音でした。

 

 

「ORB」を発売してトリロジーが完結らしく、これらのミニアルバムは三部作だったんだと。ということは次回はフルアルバムに向けて制作するのでしょうか。ミニアルバムだと、もう少し聴きたいなぁと思う腹八分目な感じだったのでフルアルバム聴いてみたいですね。これだけカラフルだった「ORB」から次の作品がどうなるのか楽しみです。

 

natalie.mu

 

 

もし京都でライブをするならどこで見たいか。無難に磔磔かなぁ。もしくは拾得でどシンプルに直球な演奏も見てみたい。

 

 

おまけ:Reiのジャズマスターは変わりもの?


Rei "COCOA" (Official Music Video)

 

ふと気付いたのですが、Reiのジャズマスターはプリセットスイッチが縦スライドなのです。

 

プリセットスイッチが縦のモデルなんて過去にあったのかと、ジャズマスター・ジャガーの特集雑誌を見ても一本もない。

ヴィンテージ・ギター (Vol.16) (エイムック (1020))

ヴィンテージ・ギター (Vol.16) (エイムック (1020))

 

 

ネットで調べるとなんとINORAN氏のシグネチャーモデルのジャズマスターのプリセットスイッチが縦になっています。演奏中にスイッチに手が当たっても動かないように縦スライドでオーダーしたのだとか。テープを貼って動かないようにしてる人もいますからね。

www.digimart.net

 

Reiのジャズマスターのピックガードを見ると、たしかにINORANモデルの色味、パール柄のピックガードです。ボリュームノブなど他のパーツが違うのを見ると、おそらく、別のジャズマスターにINORANモデルのピックガードを付け替えたのではないかと。ナタリーのライブレポートの写真を見る限り、ボディの塗装のひび割れがうっすら見えるのでボディ本体はビンテージではなかろうかと。

 

ビンテージのギターによくあるらしいのですが、経年変化でピックガードが変形して、修理などで一度外すと再度付けられなくなることがあるようです。その場合、新しいピックガードに交換せざるを得ないというわけです。

 

パーツを交換していたりすると、何年のものかっていうのはわからないですが、ボリュームコントロールを見る限りでは64年前期以前、ピックアップセレクターのオレンジ色具合から見るとかなり初期~62年前後でしょうか。でもヘッドは黄色くて新しく見えるし、かなりカスタムしてある?


Reiのジャズマスターの色にかなり近いのがこちら。これもINORAN氏のオーダーモデルSakura Guitar。

www.ishibashi.co.jp

色は似てるけど、トレモロ部分のバズストップバーと各種パーツが異なり、プリセットスイッチは横の標準タイプ。Sakura Guitarは世界に一本のギターですが、こちらをベースにしている可能性も無きにしもあらず…?まぁそんな特別なギターを改造するとはあまり思えませんが。

 

うーむ、調べるほど面白いです。

 

**追記**

歌詞カードを見ていると曲ごとの使用ギターが載ってました。

99年のRelic Jazzmasterとのこと!それはわからないはず!



 

ORB

ORB

 

 

emuramemo(c) All Rights Reserved.