ウェブライダーの松尾茂起さん著の「沈黙のwebマーケティング」の書籍版を読みました。
ぱっと見、ハードボイルドのパロディを使ったお笑い的な、薄い内容なんじゃないかなと思っていましたが、読んでみると、まぁ面白いしわかりやすい。
内容
SEO、webデザイン、SNS運用、レンタルサーバーなどwebの運営に関わることが一通り載っています。webディレクターやサイト運営・担当者だけでなくwebデザイナーにもおすすめの内容。
キャラクターがセリフで会話する形式で、漫画でも小説でもない、webサイトやノベルゲームを見てるような感覚でさらさらと読み進めていけます。ストーリー部分は読みやすいように1ページのセリフは少なめに作られているため本はぶ厚いですが、すぐに読めると思います。
各章の最後にまとめとしてwebマーケティングの解説、要点が載っており、しっかり知識を身につけることが出来ます。こちらはweb版には公開されていないので本を買った人の特典ですね。
webの本質は言葉にある
人がサイトに求めるのは情報です。
情報というのは、
製品の詳細なスペックであったり、価格・料金、どんな人が働いているのか、実際利用した人の声、安心で満足できるサービスが受けることができるのか、
などなど…。
サイトをデザインするということはそれらの情報をわかりやすくユーザーに伝えるということ。ビジュアルだけでは伝わらない部分を言葉で伝える必要があります。もちろん言葉だけでなく、写真やイラスト、時にはアートなイメージもユーザーに情報を伝える時に役立つ手段となります。
勘違いしてはいけないのが、アートを目的としてしまうこと。ついアートが目的になりがちなので、ユーザーは「そもそも」何を求めているのか考えてコンテンツをデザインすることが大事です。
僕が日頃利用しているサイトは見た目的にハイファッションでカッコイイものって多くないんですね。多少のやぼったさがあったとしても、安心感、信頼感だったり、人が運営していることを感じ取れたり、誠意が伝わってくるサイトを好んで利用しています。イケてるサイトデザイン集を眺めて、こんなカッコイイサイトがあったのか!と驚くくらいです。
僕らwebデザイナーというものが、いかにかっこいいサイトにとらわれているのかを思い知らされた一冊でした。
webデザイナーは2章だけでも必読です!
「言葉をデザインできないwebデザイナーはwebデザイナーではないと思っている」この言葉がグサーッと刺さりました。
最後に
webサイトと言えど、突き詰めていけば人と人とのコミュニケーションで成り立っているわけで、テンプレートにはめ込むだけの無機質なサイトを作ってはいかんなぁと思わされました。
人にものを伝えるという点において「沈黙のwebマーケティング」自体にこそ、この本で紹介されているテクニックが実際に使われているので「沈黙のwebマーケティング」を分析してみるのも面白いかもしれません。
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション
- 作者: 松尾茂起
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション(MdN)
- 発売日: 2015/01/31
- メディア: Kindle版
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