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鉄血のオルフェンズ 1期 感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 1(第1話?第2話) [レンタル落ち]

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

ようやく見ました。鉄血のオルフェンズ。ガンダムシリーズです。

 

メインビジュアルやロゴから漂うシリアスさが物語っていますが、泥臭くなかなかエグい設定のガンダム。放送時間の割にかなり深夜アニメ的な印象を受けました。

 

 

火星で底辺のように扱われながら働く少年達が自分たちの希望を手に入れるため反乱を起こすところから物語は始まります。少年達が子供だけで戦わざるをえない状況、それを取り巻く大人、革命家、野心を持った仮面男などガンダム設定は健在。

 

ガンダムで難しくなりがちな勢力関係もオルフェンズは分かりやすいので敷居は低いです。予備知識無しで楽しめます。(ガンダムUCがかなり複雑だった覚えが…)

 

毎回一話一話を飽きさせること無く楽しませる脚本、演出、作画もすばらしくMSにCGを使わない根性を感じました。

 

 

キャラクターデザインは伊藤悠さん。どこか懐かしさを感じるテイストと見た目にも個性のあるキャラクター。これがオルフェンズを見たいと思わせるきっかけになりました。近年イケメンでカクカクした傾向にあったガンダムでしたが、安彦デザインに慣れているガンダムファンにとって伊藤悠さんのデザインはとっつきやすいと思います。

 

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オルフェンズはガンダム自体が珍しい設定なので、ガンダムらしい機体はそれほどでてきませんし、MSの戦闘シーンが少ない、ものたりないと言われています。しかし、宇宙世紀シリーズを見ていてもガンダムって人間ドラマを描くための手段であってそもそも戦闘シーンが多くない気がします。

 

MS同士の戦闘は基本肉弾戦で、武器は金属製のソードや実弾でビーム兵器はありません。装甲を押しつぶされながらパイロットが死ぬ様子は見ていて緊迫感がはしるし、機体が潰される時に油か何か液体がでるのが人間のようにみえてグロテスク。人が死んだのか、機体がやられただけなのか、ゴクリと固唾をのみます。

 

ガンダムは敵味方関係なく主要な人物もあっさり死んでしまうのでヒヤヒヤしながら見るのですが、オルフェンズはいつにも増してそれが強かったです。

 


火星の少年たちは機械を操縦するために、阿頼耶識(あらやしき)という機械を身体に埋め込む生死に関わる危険な手術を受けています。幸か不幸か、阿頼耶識システムによってガンダムも直感的に操作することが出来るわけですが、これは昔で言う強化人間的な存在。いつものガンダムであれば敵サイドがこういった兵器を導入してるものだけど、オルフェンズでは主人公サイドが本意ではないがそれを備えているのも生々しく斬新。

 


主人公の三日月は感情を見せること無く、無抵抗な状態の人を躊躇なく拳銃で殺すなど今までの主人公にない冷徹さをもっていたり、仲間の死についても悲しみ潰れること無く、「今生きている目の前のみんなを守る事が大切」と少し人間味がないような言動が多い。このように育った三日月とオルガの背景についてはほとんど描かれていないので2期でどのように明らかになるのか見どころです。

 

 

オルフェンズがAmazonプライムで見れるようになったので少しでも興味のある方はぜひに。

 

第1話 鉄と血と

第1話 鉄と血と

 
TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」Original Sound Tracks

TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」Original Sound Tracks

 

 

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