あきらめ半分で申し込んだチケットが取れました。KIRINJIが磔磔で見れるなんて!
18時10分頃、磔磔に着くと溢れる人。まだ開場していません。
実はチケットが直前までずっと販売中だったので空いてるかなと思ってたけどそんなことは無いようで安心。
今回のグッズもすばらしくかわいい。「11」などのアートディレクションでおなじみ大島依提亜さんがデザイン。
マトリョーシカのマスキングテープを狙ってたのですが、目の前で最後の一つが売れていきました。無念…。まぁ僕がもっているよりも女子が持っていたほうが何倍もいいですから。マトリョーシカのバンダナだけ購入。
磔磔は狭いのでかなり近くで見ることができますが、中央の柱がやっかいですね。初めてきた方は戸惑われたかもしれません。チケットの番号が良くて、前の方に行きましたが柱で玄さんがまったく見えないポジション。しかしコトリさんがよく見える位置で美しかったです。ステージ全体を見守る矢野さんがいるとその存在感に安心があります。
磔磔はステージも狭いので、弓木ちゃんのギターアンプはステージ柵の前に、千ヶ崎さんのベースアンプは横向きに、それぞれモニタースピーカーのように設置。
高樹さんは赤のレスポールデラックス、エレガット(メーカー不明)、テイラーのアコギは最後に一曲だけの使用だったと思います。そしてティンホイッスルがうまくなりすぎなんじゃないでしょうか 笑。「今日も誰かの誕生日」ではボコーダーをつかったり(あまり良く聴こえなかった)ボーカルに専念している様子です。個人的に今回嬉しかった選曲は「今日も誰かの誕生日」「涙のマネーロンダリング」です。かっこいい。
弓木ちゃんは今回またNEWギター(?)です。ヘッドにヤマハらしきロゴが見えましたがヤマハのギターラインナップにはのってませんでした。レスポールスペシャルのような、でもシルバーのピックアップカバーのレトロな感じが少しデューセンバーグっぽさもあります。黒いボディー、赤べっ甲ピックガードのギター。
↑こんな感じ?ピンバッジですが。
前回使っていたパシフィカと同じカラーリングで、弓木ちゃんのトレードカラーなのでしょうか(黄色のイメージがあるけど)。このギターは見た目的にかなり好みです。はやく販売してほしい(買えないけど)!最近のヤマハはギター、アンプ、スピーカー、原付きなどほんとにいいデザインが多い。きっといいデザイナーさんといい上層部がいらっしゃるんだろう。
脱線しましたが今回は潔くこのギター一本とバイオリンでした。弓木ちゃん、KIRINJI物販だけでなくかなりのヤマハ宣伝部長にもなっておりますね。エフェクターは意外にもRATが置いてありました。あとBOSSのスペースエコー(ツインペダルのモデル)が目についたくらいですね。
今回はカッティングの切れの良さが卓越していました。ギターサウンドもどんどんバンドに馴染む。多くのサポートを経て、雰囲気にも貫禄が出てきて自信と余裕を感じました。「毎日が幸せです」とにこやかに言ってたのが少し怖かったですが 笑。
千ヶ崎さんはYAMAHAのBBでしたでしょうか。あんまりよく見れなかったけど、ヘッドの独特な2本線的にBBっぽいです。
図太い丸みのある音が印象的なので、このサウンドがニューアルバムの個性を大きく左右している気がします。あとは生ウッドベースではなくエレキアップライトベース。そして「失踪」でのトロンボーンです。管楽器が入ると雰囲気がグッとでますね。RadioheadのLife in a Glasshouseのような、なんていうんでしょうあの感じの雰囲気です。なにかの曲ですごい渋い顔をしながら演奏してるのがかっこよかったっす。戦っておられましたね。
磔磔は住宅事情で9時で演奏完全終了なので時間の関係でMCは極わずかでしたが、この距離感と音に包まれて大満足でした。やっぱりライブはいい音で聴く事よりも、前列で迫力を味わって身体を揺らしているほうが何倍も楽しめます。
カラフルだけど緊張感の伝わる「日々是観光」、エンタメ曲の「Mr.BOOGIEMAN」「絶対に晴れて欲しい日」。「The Great Journey」のラップ、まさか、そうくるとは!玄さん最高です。会場の盛り上がりはここがピーク。楽しかった!
ネオの曲は、想像通りライブ向けの曲が盛りだくさんでした。次から次へとライブで盛り上がる曲を作れるのはやはりライブを意識した曲作りへとシフトしてるのでしょう。
そしてもうアレンジが変わってきているネオの曲達。曲は成長してゆくんだなぁ。
それにしても、ずっとビールを持ってたのでサイリウムライトを開けるタイミングがなく家に持って帰ってきました。…というのは言い訳で、そういうのが苦手なのです。心で盛り上がっている人もいるので、そういう人がいてもそっとしといてあげて下さい…。
今回のツアーは磔磔のチケット取れなかったらやめておこうかと思ってたのですが、行けてよかったです。ライブで体感して、ネオに納得することができました。また京都に来てほしい。拾得で見てみたいなぁなんて(ステージに入り切らない)。
もし地方で小さいライブハウスでKIRINJIを見れる機会がある人はこれを是非体験してみて下さい。この上なく贅沢な時間を味わえると思います。
もうそろそろライブDVDorBlu-rayでないですかねぇ。 もちろんコメンタリー付きで。