SONYのMDR-7506を長いこと使っていますが、側圧がキツイと感じていて側圧緩めの長時間かけれるようなヘッドホンを探していました。
候補としてSONY MDR-CD900は側圧緩めでかけ心地が良いのはわかっているんですが、せっかくなので別メーカーで別のキャラクターのヘッドホンが欲しい。
AKG(アーカーゲー/アカゲ)のK240系が長時間付けても疲れにくいとのレビューが多かったので、AKG K240 MKIIを購入しました。
モニターヘッドホン SONY MDR-7506とAKG K240 MKIIの比較
SONY MDR-7506
元気なサウンドが耳元間近で、音が密集して聴こえてきます。
AKG K240 MKII
少し距離を置いたところで音が鳴っており、少しおとなしい印象です。
音の輪郭が少しやわらかく中低域がボワッと聴こえます。最初に聴いた時はこもってる?と感じました。音が鳴った後、隙間に響いていく(胴鳴り感?)のがわかるのでそれがボワッと感じる原因なのかもしれません。
しかし、音の位置がわかりやすいです。低音成分が多めですが、音の分離感のおかげでベースが聴こえやすい。MDR-7506よりもドラムとベースの聴き分けがしやすいので耳コピ作業にも良いと思います。
AKG K240 MKIIは音域がフラットかと言われると悩ましいですが、立体感を感じやすいヘッドホンです。
AKGの中では定番と言われるヘッドホンですが、クセを掴むまで時間がかかりそう。
リスニングについては、アコースティックのほうが向いていると思いきや打ち込み系やロックなどのソリッドなサウンドの曲を聴くと圧力が少しやわらいで好みでした。聴いていて楽しいヘッドホンかというと、音圧がないぶん、リスニングには物足りないかも。
モニタースピーカーと比較
モニタースピーカーとK240 MKIIを聴き比べてみるとK240 MKIIはスピーカーに近い質感。ヘッドホンの音が押し寄せてくる感じではなく、スピーカーの音を耳の近くで聴いているようです。これがセミオープンならではの開放的な音なのでしょうか?
長時間音を聴いていても疲れにくいのが良いですね。
家のスピーカーはYAMAHA HS5です。これと比べるとAKG K240 MKIIが少しこもっているように聴こえますが、HS5が低音成分が少なめでハイがかなり出るのでそう感じるだけかも。ずっと聴いていると慣れますがMDR-7506とくらべてもK240 MKIIのハイは少し物足りないかも。
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付属品など
・ベロア素材のイヤーパッド
・カールコード
・変換プラグ
・ロゴシール
が付属しています。AKGは付属品が充実ですね。
イヤーパッドが耳をすっぽり覆うので夏場はかなり蒸れます。蒸れを感じる人はベロア素材がオススメとのことで付属のベロア素材のイヤーパッドに交換してみると、さらにこもる感じがあったので初期状態のものに戻しました。
コードはXLRのミニ端子(初めて見た!)で着脱が可能で、ストレートとカールコードが付属。こちらもコードを変えると音も変わる気がしたので初期のストレートを使っています。
側圧はSONYのMDR-7506と比べてやわらかいですが、どっちにしろ長時間付けてると痛くなってはくるので、もともと僕の耳が弱いのかもしれません。でもちょっとはマシになります。
注意点
セミオープンなので若干音漏れします。クリックを鳴らして録音するようなレコーディングには不向きなのでご注意を。
あと、折りたためません。
これで使えるヘッドホンが増えたのでミックスが楽しくなりそうです。複数つなげられるヘッドホンアンプも買わなければ。
AKG プロフェッショナルスタジオモニター・セミオープンヘッドフォン K240MK2 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: AKG
- 発売日: 2009/06/01
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