京都在住ですが、この一年くらいで急激に電動キックボードのLUUP(ループ)の利用者、ポートが増えた気がします。知り合いも使ってると聞いて、自分も使ってみました。
LUUPの所感について書き残しておきます。
LUUPの良い点
ポートの設置数が多い
京都のまちなかを歩いていると、かなりの頻度でポートを見かけます。
やはりポートの多さは乗ってみようと思える重要なポイントとなります。
自分の家の近く、よく行く場所のほかにも「ポートがあるからここまで行ってみるか」と生活の開拓にも役立ちます。
ポート一覧 | Luup(ループ) | 電動キックボードシェア/シェアサイクルアプリ
値段設定がちょうどよい
京都では30分200円。※大阪は料金体系が異なります。
これは230円のバスに乗るよりちょい安の絶妙な値段設定。
観光客でぎゅうぎゅうのバスに乗るより、自分の意思で移動できるのは個人的にかなり嬉しいポイント。
★追記★2024年3月1日から「ライドごとに50円+1分につき15円」の実質値上げになるみたいです。がーん。この価格なら正直使わないかも…。
電動モビリティLUUPが料金改定・新サブスク発表。原則値上げで「最初の30分定額内」も消える(テクノエッジ) - Yahoo!ニュース
思ったより距離を移動できる
30分200円の範囲であれば5km圏内ぐらいは移動できます。
信号待ちなどを考慮すると4km圏内ぐらいにとどめておくのが無難。
アプリがよくできている
アプリのUXがかなり考えられていて、レンタルしたいときに知りたい情報が網羅できる。
- レンタル可能ポート
- ポートでの機体の残り台数
- ポートでの返却可能台数
- 機体のバッテリー残量
- 設置場所の写真
- 機種の絞り込み検索
などが確認できます。
また、レンタル開始する際に返却ポートを選択する必要があるので、返却場所に困ることもなさそうです。
デメリット・気になった点
乗りたい時に乗れないことも
交通手段が少なくなる夜に使いたいけど、みんな同じ考えなのでレンタルできるかは運。特に繁華街はポートに機体がなかったり、残っていたとしてもバッテリーがほぼ無いことがよくあります。
通勤や待ち合わせなど時間が決まっているようなシーンでは使うのが難しく感じました。逆に、時間に左右されない一人の用事や、退勤などの帰り道では気軽に使えると思います。
交通ルールをあまり理解していない人が利用している可能性がある
LUUPの利用登録は、年齢確認のみで免許は不要です。
10問程度の交通ルールのテストに合格する必要がありますが、個人的には最低でも原付き免許程度の知識は持って運転してほしいところ。自分が怪我をするだけでなく、誰かを巻き込んでしまうこともありますから。
LUUPに乗るときのコツ・感想など
- キックボードをはじめて使ったけど結構怖かった。キックボード初心者は、人の少ないところで練習するとよいです。
- 慣れると運転が楽しい。
- よく使う場所のポートを日頃からアプリでチェックして、利用可能な時間帯・台数などを把握しておくのがおすすめ。
- レンタル時はいきなり機体のQRコードを読むのではなく、アプリから機体のバッテリー残量を確認してから乗る。
- 5km以上の移動はバスのほうが無難。
- 冬はかなり寒いのでマスクやマフラー推奨
- 自転車よりちょっと早い程度なので、大通りではなく小道を走ったほうが安全。
京都はバスが多いし路駐も多いの事もあり、大通りを走るのは怖い。 - 速度は出せて17、8km/h程度。それ以上は走っていて危険を感じる(たぶん20km/hで制限がかかるはず)。早く移動したい人は素直に原付きに乗ろう。
- サスペンションがほぼ効かないので凸凹の道は直で衝撃をうける。
- 道路の端の方は工事後などの凸凹で荒れがちなので、足を取られないように注意。大通りの信号横断中にコケたりすると思うと怖い。
- 指示器を出すときクラクションをめちゃ押し間違えるので、左折でも曲がるときは一旦降りてから曲がったほうが無難ではある。
- 躓いたときのリスクはかなり大きいらしい(車輪が小さいから前方向にこける可能性)
参考:
転倒事故経験者が電動キックボード認可に思う、『縦回転の転倒』をするキックボードは速度厳禁の乗り物だという話|CDBと七紙草子
- 一方通行、止まれ、はちゃんと守ること!
京都と電動キックボードの相性の良さについて
京都はコロナの規制が解除されてから観光客が復活してきたので、バスに乗るのも一苦労になってきています。特に休日の京都駅方面、河原町方面だとほぼ混みます。
さらに地下鉄や電車は路線が少なく貧弱で、行きたい場所に行きづらいこともしばしば。LUUPは自転車の次に有用な乗り物だと感じます。原付きもいいのですが、京都の狭さゆえ停められる場所が少ないです。
安全に利用する人が増えればポートの増加にもつながり、京都での移動がかなり楽になるかと思います。
まとめ
- 原付きというよりは自転車よりちょっと早い程度の感覚で乗ると良い
- でも交通ルールは原付きとほぼ同等なのでちゃんと守ること
- 乗るときに降りる場所を決める必要があるので返却場所に困ることはない(満車だとそもそも乗れない)
- とにかくアプリが優秀