衝動買いです…。
この間ラジオを聴いてると、ゲストがギタレレを持ってきて生演奏をしており「そういえばギタレレっていくらで売ってるんだろう」と調べてみると、ギタレレそっちのけで中古のK.Yairiのミニギターが目に飛び込んできました。
K.Yairiのミニギターといえば、GLAYのHISASHIがアコースティック編成の時に使っていたことで有名な(?)Enjoyシリーズです。
※たまたまこの間GLAYのライブを懐かしんで見直してただけ
引用:DOME TOUR “pure soul”1999 LIVE IN BIG EGG [DVD]より
HISASHIが99年のライブで使っていたのですが、その時と言えば自分が中学生くらい。ギターのカタログばかり見ていた頃で、この変な形のギターをよく覚えていました。
いや、ほんとに変な形で、例えるならギターをよく知らない人が描いたギターの絵がそのまま形になってしまったかのような感じです。
まぁ、というわけで一目惚れしてしまいK.YairiのLadybirdを買ってしまいました。
ちょうど気軽に弾ける鉄弦のギターも欲しかったですし。
K.Yairi Enjoyシリーズの販売時期と価格
Enjoyシリーズは1997年に販売開始されました。現在は生産していません。
K.Yairi Enjoy Part2は当時の価格で3万円ほど。店頭価格はもう少し安かったのかも。HISASHIはそんな安価なギターをあんなどでかいライブ会場で使っていたのか!
ともあれボディが小さいほうがハウリングしないのでちょうどよいのかもしれません。
ミニギターで安価とは言えYairiクオリティ。しっかりした作りであると好評のようでした。実際にGLAYのライブでもいい音なってますし。上記に上げたGLAYのライブDVDでは左から聴こえる音がそれです。
現在、中古で出回っているEnjoyシリーズは2~3万円ほど。作りの良さや希少価値もあり、中古でも値段がほとんど変わっていません。
K.Yairi Enjoyシリーズの種類
K.Yairi EnjoyにはPart1~3(確認できたのはまで)があります。
HISASHIが使っていたのはPart1。
僕が購入したのはPart2のLadybird(てんとう虫)というやつです。
part1→3の順にボディが大きいのかな?
K.Yairi Enjoy Part1
細長いボディが特徴的。HISASHIのはエレアコになっていますが、最初からそうなのか、後から改造したのかは不明。
K.Yairi Enjoy Part2 Ladybird
Part1に対してまんまるなボディ。
Part1とともにヘッドがとにかくかわいいんです。形状がかわいいし、穴が空いているのもポイント。手軽に引っ掛けられます。そしててんとう虫ロゴ、これだけのために買いたくなりますよね。
これらは個体差が激しいというか、色んなバリエーションが存在するようです。
バインディングの有無、
フィニッシュ、
サウンドホール周りの装飾、
サウンドホールがfホールの物があったり、
ピックガードの有無(自分で切って貼り付けられるピックガードが付属していたらしい)、
ブリッジの形状、
Part1なのにてんとう虫ロゴがあったり、逆にPart2なのにてんとう虫ロゴがなかったり、
ガット弦タイプ、
エレアコタイプ、
などなど…マイナーチェンジがたくさんあったのでしょうか。見比べてみるだけでワクワクします。
トラスロッドは入ってないのでネック調整はほぼ不可能。
代わりに補強材としてエボニーがネックの芯に使われてるみたいです。
K.Yairi Enjoy Part3 Dandelion
ネットで検索したけどPart3はなかなか見当たりません。
こちらはネックがPart1,2とは全体的に異なります。ヘッドに穴はあいてないし、トラスロッドも入っている模様。より、普通のギターに近いです。
参考:http://www.phase-in-net.com/guitar-stock/acoustic-guitars/AG-KY-DL-2539/index.html
Enjoy Part2 Ladybirdを弾いてみた
いいですね。おもちゃ感がありつつも、ボディがしっかり響いて音が鳴る楽しさがあります。 ミニギターなので低音は出ませんが、ポコーンと明るいサウンド。
弦のテンションは低めで、弦を抑えるとピッチが少しずれてしまうので押さえる力加減が非常に難しい。ネックも反ってるし。あと、ピッキングの力が弦のテンションに勝ってしまうのでコードをジャカジャカするのも難しい!
しっかり弾こうと思うとなかなかの上級者向けギターですね 笑。
まぁ、トラベルギターなので、何も考えずに楽しく弾くのが一番!そういうギターです。
でもほんとにしっかり作られてる感じが伝わってきます。パーツの一つ一つや、ペグの回し心地についても、とても良いです。3万円で出来得る最大限の力が、もしくはそれ以上発揮されているギターだと思います。
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K.Yairiのミニギターはもう売ってない?
今は違う形ですが、TEKTEKというミニギター(トラベルギター)を販売しています。
価格は5万円で、ミニギターにしては高いほうですが、Yairiクオリティなので安心できるはず。さすがに3万円では今の時代、採算がとれないし、それ以下のクオリティのギターを作るのに抵抗があるのでしょう。
こちらもまたまた変な形です。
ちなみにYAMAHAのギタレレの価格は一万円にいかないくらい。
ギタレレはギターとウクレレの合体したような楽器で、ギターのレギュラーチューニングとは異なり普通のギターに5カポを付けた音です。
また、弦はナイロン弦。ミニギターが欲しい!と思って買うとちょっと変わり者なのでご注意を。
おまけ。Ladybirdについて語られているとてもいい記事を発見しました。コメント部分も必読。
・こととねお試しBlog: K. Yairi LADY BIRD