なんとなくタイトルの雰囲気だけで敬遠してたんですが、タイトルの意味が
駄菓子 + 菓子 = だがしかし
ということを知って興味がわいたのでアニメを見ました。
駄菓子や昔の遊びのうんちくを中心にギャグを展開する少年漫画です。
舞台は田舎町にぽつんとある木造一軒家の1階の駄菓子屋。さらに次々と出てくる駄菓子にノスタルジーを掻き立てられます。登場人物もみんないいキャラクターだしいい距離感なのが心地よいです。
非常にライトで幅広い層に楽しめる作品で、アニメを見終えてすぐにKindleをポチりました。
テンポはゆるめ
駄菓子というテーマがあるからか誰でも見やすいゆったり目のテンポ感で話は進んでいきます。お菓子の解説で登場するパロディとかいい演出ですがもっとキレキレなのが見たかった気もします(シロバコでいうイデオンぐらいやりきってほしい)。ギャグは漫画のほうがテンポ良いです。
原作と構成を変えている部分は多々有り
漫画は一話が短いので流れを持たせるためであったり、登場キャラが増えていたり、アニメはアニメで試行錯誤されているのでこちらはこちらで楽しめます。説明シーンではアニメのほうがわかりやすいと思ったり、アニメ化にあたってお菓子の調査を入念にやりなおしたのかもしれません。
お色気成分が増えてる気がしますが、まぁそのほうが円盤の売れ行きが良いってことでしょうか。ちょっとあざとく感じる人もいるかも。
アニメの見どころの一つとしてサヤ師のかわいさがあります。これはアニメのほうがとてもよくて、作画も気合が入っていた気がする。
声優の演技が堅実でよい
特にほたる役の竹達彩奈さんの演技がなんだか素直によい。ド派手なことはしないけどスタンダードによい。いや、ド派手なシーンもあるけど、普通に喋っている何気ないシーンがよかったりします。声優のことはあんまりわからないんですが、うまいってこういうことだと感じました。そして父役に藤原啓治さんを選んだのもすごいよいチョイス。ヨウさんがアニメ全体のいいアクセントになってます。
トウくんもいいキャラだし、各キャラクターのバランスが絶妙でよかった。
全体的に堅実におもしろくていいアニメでした。
子供の頃に夢中で食べてた駄菓子たちにはあんなエピソードがあったなんて。二期があるなら見てみたいですが、藤原啓治さんが療養中とのことで回復を祈るばかりです。
アニメはAmazonプライムで見れます。