エヴァンゲリオンは新劇場版からハマりだしました。
小学校の頃にまわりで流行っていて、初号機のプラモだけは持ってたのですが、しっかりとアニメを見たのは新劇場版:破からです。「破」は旧エヴァと大きく違った展開を見せたりエンターテイメントにあふれる作品でかなり良かったです。
アニメシリーズ、旧劇場版、新劇場版と見て、漫画版はKindleに入ったままでまだ読んでません。エヴァがさらにわかる動画もニコ動で見ましたが、あれおもしろいですね。アニメだけ見ても結構謎だらけですし。
今回のエヴァンゲリオン展では漫画版から劇場版まで、幅広く取り扱われています。
アニメシリーズでのアナログ時代の技法のセル画、漫画版の原画コピー、現在のデジタル技術をつかった設計などなど盛りだくさんです。
ちなみに祖父江慎さんプロデュースなのでフォントとかも要チェック。
見どころ
細かく、シンプルな線
原画はある程度適当な線で描かれたものなんだろうなと思ってましたが、すごく綿密で繊細。一枚一枚見るたび衝撃の連続でした。圧巻です。
エヴァや使徒のポージング、建物が破壊されていく様子、爆風や津波の動きなどの背景に関しても「これ人が描いたのか…」と溜息がでます。
独特なアングル・躍動感
鉛筆で描かれた、止まった一枚の絵でも今にも動き出しそうな躍動感があります。
新劇で太くなったエヴァの胴回りも、人間のように生々しい動きを出すのに一役買っている気がします。
描かれているモノに重量感やリアルさをとても感じられ、観察力・デッサン力の凄さが伝わってきます。
さらにそれを迫力のあるものにみせているのがアングル。
エヴァで有名な魚眼レンズのようなアングルがありますが、この展示でもそういった独特なアングルがじっくり味わえます。アニメーションにおけるカメラワークがほんとに秀逸。新劇場版は特にここらへんが醍醐味なんじゃないかと発見。
デジタル技術
新劇場版といえば、CGを取り入れたことで印象が大きく変わりましたが、「ここもCG使ってたの!?」という部分もあったり。
CGアニメーションを作ってからも、全体となじませるために色味など何度も修正をいれるのだとか。
使徒はまぁCG全開なのですが、エヴァはわかんなかったですね。それぐらい自然でした。その裏にはとんでもない努力があったのでしょうねぇ…
最後に
普段アニメーションは完成形しか目にすることがありませんが、原画を見て、現場でコツコツと人力で書かれていることに驚きました。
当たり前ですが、機械かなにかが勝手に作ってくれているのではなく、これも人が描いて動かしてるんやな…と。
見てるだけで気の遠くなりそうな背景だったり、自分がいくら練習しても書けないであろう躍動感あふれる線やアングル。そういったものを眺めるだけで十分楽しめましたし製作工程も簡単にですが理解できて大満足でした。
エヴァ好きだけでなく、アニメーションが好きな人は存分に楽しめると思います。
展示内でアニメーション制作の工程などが説明されていますが、ある程度予習していったほうがより原画の意味がわかってより深く楽しめると思います。
梅田ではグッズ売り場が展示場前と広場に2つあり、こちらもファンなら楽しめると思います。
大阪もあと10日ほどしかやってません。関西はこれを逃すと次の開催予定がないのでお早めに。
2014年6月25日[水]-7月14日[月]
阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
朝日新聞社 - 「エヴァンゲリオン展」 - 開催概要【大阪会場】
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン初号機 (1/400スケール プラスチックキット)
- 出版社/メーカー: 壽屋
- 発売日: 2013/11/23
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