ふらっと入った本屋でなんとなく立ち読みしてたら面白くてつい買ってしまいました。
本多さおりさんの「片付けたくなる部屋づくり」。
収納がきっちりしていないとストレスが溜まるのもです。
部屋を歩くのにいちいち導線が悪くて体を傾けないといけなかったり、大きなお皿一つ取り出すのに手前の小さい皿をいちいちのかさないといけなかったり、衣類を屈んだ体制で収納しないといけなかったり…
こういった小さなストレスが積み重なるとイライラして生活のいろんなことに支障がでてしまいます。部屋づくりをしっかりすることでこのストレスから逃れられるのなら幸せですよね。
やる気のいらない収納法
収納といえば、どれだけきっちりとものをしまうか、と考えがちですが、「本人のやる気20%、残り80%は片付けたくなる収納法」とあるようにどれだけ片付けやすい環境をつくるかが大事なのです。ただ、20%はやる気が必要です。頑張ってください。
キッチン、ランドリーまわり、押入れ、などの収納テクニックを著者本人の2Kの部屋を実例にたくさんの写真をつかいながら紹介されてます。
写真が多くて見やすいのもこの本のおすすめポイントです。
この本に載っている収納術を参考に自分の部屋を片付けてそれだけで終わりではなく、生活してみて使いにくいと感じた部分は常に改善していくといったように、押し付けがましさがないところも良いです。
ひと通り読んでみて、少し、佐藤可士和氏の超整理術と近いものを感じました。
使わないものボックスみたいなのを作って、一定期間ごとにものを処分するとか。
超整理術はデザインや仕事での整理術ですが、整理がうまい人はきっと同じことを考えてるんでしょうね。
手に入りやすい収納グッズ
収納グッズについては無印良品を中心に、100均やIKEAなど安価で手に入りやすい商品も紹介されています。やはり無印最強だなと。部屋においていて存在が浮かないし便利なものが多いです。整然とした見た目は片付いてる感がすごくでます。
あと、ずっと気になってるマキタのコードレス掃除機も掃除アイテムとしてのってました。この記事を読んで以来ずっとほしいと思ってるのです。
・【買って良かった】 マキタのコードレス掃除機(CL100DW)を購入 | IDEA*IDEA
読み物としてもおすすめ
・3回不便を感じるまで買わない。
・間に合わせで買ったものは愛着がわきにくい。お気に入りのものを生活に取り入れることで生活を豊かに。
・自分の生活に必要以上のものは買わない。食品のシールを集めてもらったけど一度も使っていないバッグなどは苦労して手に入れたこともあって簡単には捨てられないし、収納を圧迫する原因に。
・3割引!などお得なセール商品はその「お得さ」に目を奪われて買ってしまいがち。「モノ」と向き合って買い物をする。
などなど、収納方法だけではなく、生活のコツやコラムみたいなことも書かれており読み物としても楽しめます。個人的には収納術よりも、この心構えにグッときました。
少し前に断捨離が流行りましたが、その時に印象に残っているのが「ものを捨てるときに感謝してから捨てる」こと。自分もなかなかものを捨てられない人なのですが、感謝を意識することで捨てることへの罪悪感みたいなものがなくなって衣類の整理に対して気が楽になりました。片付けは気持ちも大事です。
一度生活にストレスを感じたら収納を見なおすヒントに手元に置いておきたい一冊です。
片付けたくなる部屋づくり ~古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片付けのプロ」の暮らしテクニック65~ (美人開花シリーズ)
- 作者: 本多さおり
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2012/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (8件) を見る