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試奏の時間でギターの良し悪しがわかるか?確認したいポイント

今やネットでギターを買える時代ではあるけども、できるなら試奏したほうがいいのは言うまでもない。

 

しかし、試奏したからといって最高のギターが手に入るのかどうかは、けっこう難しい問題である。

 

触った瞬間にビビっとくるギターもあるかもしれないが、人間の感覚なんて適当なものなので、その時の自分の体調とか気分の感覚で音の印象が変わってしまうものだ。

 

エレキギターの場合は、お店のでかいアンプで試奏して「最高!」と買って帰り、自宅の小さなアンプで弾いてみたらがっかりした経験もあるのではないだろうか。

 

なぜ試奏での判断が難しいか

ギターを弾く環境が普段と違いすぎる、というのが大きい。

部屋の違い

  • 店内BGMが流れ、人の喋り声もある
  • タイミングによっては周りで試奏している人もいる
  • 部屋が広く音が散っていく

アンプの違い

  • 自宅の練習用アンプとはメーカーも型番も違うし、サイズもでかい
  • Marshall、Fender、Roland JC など、店によって試奏可能なアンプが異なる
  • 基本的にエフェクター無しのアンプ直で弾く事が多い

心理的ハードル

  • 慣れない楽器屋で緊張する(静かな店だと余計に)
  • 他人の目が気になる
  • 「早く決めなきゃ」というプレッシャー

 

こういった状況で正確な判断をできるのか?と言われると自分のような素人ではかなり厳しいと思う。

プロの人でも一時間じっくり試奏しても悩んだりするらしいし、結局、購入後一ヶ月くらい弾き込んでから良さがわかったりもするみたい。

 

試奏するときのポイント

同じ系統で3本弾き比べる

仮にストラトがほしいのであれば、ストラトタイプだけで3本弾き比べるのがおすすめ。1本だけ弾いて良し悪しを判断するのは至難の業だし、2本だと心もとない。3本弾けば方向性が見えてくると思う。

 

価格帯の異なるものを比べる

例えば予算が20万円なら10万、20万、30万と弾き比べる。

安いギターを弾いたときに物足りなく感じるのか?それとも充分なのか?の判断になる。

また、高価格帯のギターには手が届かなくても、一度手にとって弾いてみることは「いつか買ってやるぞ」というモチベーションにもつながる。

 

 

メーカーの違いを比べる

メーカーを先に決めてしまうと、良い出会いを逃してしまう

メーカーを知らない場合は、店員さんに聞いたり、Youtubeで検索したりすると良い。

自分の場合はハイエンドなメーカーを買ったけど、今思うともう少しいろんなメーカーを探せばよかったなと少し後悔…(Black Smorker、Infinite、Tsubasa  guitar、などなど…)。

 


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最終的には自分の予算の許せる範囲で同価格帯で候補を絞っていくと良い。

個人的には「国産ギターマジでいいぞ!」というのを伝えたい。

 

Fender系、Marshall系のアンプで弾き比べる

その時に試奏できるアンプの種類でも音の印象が大きく変わる。

FenderにしてもTwin ReverbeとBluse Jrでは音の傾向は違うし、Marshallは機種によってツマミが結構違うので操作に迷ってしまうこともある。

個人的にはクリーンの出せるFender(なければRoland JC)と、クランチ~ハイゲインまで出せるMarshallの2種類を弾ければ安心できる。

 

自分のギターを持参して弾き比べる

Youtuberで見た手段だけど、比較するにはわりと最適な手段かもしれない。すでにストラトを持っていて、さらにいいストラトを探している!なんて人には特におすすめ。

ただ、ギターを持っていくのは荷物になるので車移動じゃないとしんどい。

(あと自分のギターを持参するのがちょっと照れくさい)

 

時間をおいて何度か弾き比べる

一度目より二度目のほうがリラックスした状態で試奏できるので、自分の気持のリセットを考慮して2回は試奏するのがおすすめ。特に10万円を超える場合は一回で決める勇気はない。

このデメリットは、途中で売れてしまう恐れがある事。でも一週間程度ならキープしてもらえるので、店員さんに相談しよう。楽器屋で値札の部分に「商談中」と書かれているあれです。

 

おまけ:店員さんに全任せしてみる

信頼のできる店員さんがいる場合に限りますが、自分の趣味趣向と予算を伝えてギターを探してもらったり、オーダーをしてしまうのもあり。(自分は学生の頃、見た目と予算だけ伝えて、あとは信頼できる楽器屋さんにお任せしてオーダーしてもらった)

ただ、チェーン店だと店員さんの売上ノルマがあるので、完全に身を任せるのであれば個人店のほうがおすすめかも。

 

おまけ2:楽器好きな友人と一緒に試奏に行く

自分一人だと判断がつかないことも多いと思う。友人と行けば俯瞰して見てくれるし、友人に弾いてもらって、客観的なサウンドを聴くこともできる。

ただ、自分と友人の意見だけに留めるのはもったいないので、できれば店員さんも交えて意見交換をするのが良い。

 

そして何より、人の試奏についていくのは楽しいのでギター弾きは楽器探しに誘ってもらえるのは超嬉しいのだ。↓それを味わえる動画

 


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試奏で何を弾けばいい?

楽譜を見なくても弾けるような自分の慣れ親しんだフレーズが一番ベスト。同じフレーズを違うギターで弾いてみると、気持ちよく引ける部分とそうじゃない部分がわかりやすい。

 

ある程度慣れている人なら

・ローコード

・カッティング

・リード

などを弾きながら、指板上で音の変なところがないかを探っていけると思う。

音が響かないフレットや、変に膨張してしまう音がないかを探します。

 

Youtubeで試奏フレーズを紹介している人がたくさんいるので、それを練習するのも良い。

 


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実店舗でギターを探す良さ

なんといっても、ネットには出回っていないギターに出会えること。

大きな声では言えないが、例えばFender公認ディーラー店ではFenderのギターに酷似したヘッドのギターを売っていると怒られたりするらしい。そういった理由などからネットに全てを掲載されるわけではないのだ。

各楽器屋もサイトの更新を瞬時にできるわけではないので、一足早くギターを見つけたり、店員さんに入荷状況を教えてもらえたりすることもある。

 

楽器屋で試奏するのは勇気がいるかもしれないけど、快く相談にのってくれる店員さんもいるので、ぜひ頑張っていいギターを探してみてください。

 

 

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