はじめに一言、めちゃ良かったです!
キリンジの20周年記念ライブは4部構成で、
・堀込泰行
・KIRINJI(再結成初期)
・アーリーキリンジ
・KIRINJI(現在)
という流れでした。
堀込泰行
メンバーはいつものギター松江潤さん、キーボード伊藤隆博さん、コーラス真城めぐみさん。そしてキリンジからベース茅ヶ崎さんとドラム楠さんがサポート。
ヤスバンドはもう乗りに乗っている感じです。
1stアルバムの曲もライブでの完成度が高くなり、ヤスの歌がしっかりして安心して聴けました。普通にかっこよかった。また京都にこないかな。
KIRINJI(再結成初期)
コトリンゴがいた時代のKIRINJIの編成・曲構成。主に11から。
コトリさんの変わりにフトリンゴこと伊藤隆博さんがサポート 笑。
グッとあっている感じが無くて正直物足りなかったです。
バンドメンバーが変わってしまうと曲の勢いやバランス感覚は崩れてしまうんだなと。
バンドは日々の練習の本当に細かいセンシティブな作業の積み重ねで成り立っているのを実感。もうそれはしょうがないんですよね。
アーリーキリンジ
今回の目玉。今回限りの初代キリンジの再結成バンド。
冨田恵一氏をゲストに迎えた以下のような大所帯のメンバー。
堀込泰行(vo gt)、堀込高樹(vo gt)、伊藤隆弘(key)、冨田恵一(key)、弓木英梨乃(gt)、田村玄一(ps)、楠均(dr)、茅ヶ崎学(ba)
ヤスの歌がめちゃいいんですよ。とくにエイリアンズ、Drifterは神がかってました。
今回のライブでわかったのは、ヤスは曲によって歌の安定感の良し悪しがあるっぽい。きっと練習を重ねてしっかり固めていくタイプなんだろうなと。
やっぱり感じたのは、アーリーキリンジ時代の曲はあんまりライブ向けではないですね。
ライブで曲のノリが感じられるのは、ヤスのソロもKIRINJIもどちらも今が上回っています。これは素晴らしいことと思います。どちらもライブバンドになったんだなと。
もちろん過去曲を聴ける嬉しさと、バンドメンバーの演奏はバッチリで最高でした。
20周年と言わず、またやってほしいです。
高樹氏がヤスに「よく戻ってきたな!俺が逆の立場だったら絶対やらねー!」と言ってましたが 笑(発案者は高樹氏では無いよう )。
KIRINJI(現在)
今度はKIRINJIのコトリンゴ脱退後を中心とした編曲。
さすが最新曲で固めた今のKIRINJIの演奏はグルーブ感にあふれています。映像や照明演出ともに曲に合ってかっこよい。
「愛をあるだけ、すべて」はコンセプトや方向性がまとまっていてすごくいいアルバム。全体的に暗いですが、ベースのノリに悶てください。
高樹氏はギターをほとんど持たずにキーボード主体でした。The 向井秀徳スタイル!
ライブでの叫びっぷりから、歌に自信があふれてました。
玄さんのラップかっこいい!おそらくですが手元にあったのは飛飛機械でしょうか。要所要所でペダルスティールがいい仕事をしています。タンデムランナウェイが特に。
弓木ちゃんの音作りは相変わらずメタルサウンドでした 笑。ワイなら雲呑ガールのソロでショートディレイかけたい!
茅ヶ崎さんはBBがメインになっていたようで、弓木ちゃんのSGと合わせてYAMAHAに染まっています。
最後に
夜も遅かったのでアンコール間際は電車の時間が気になってあんまり集中できなかったです。多分、終電のことも考えてアーリーキリンジを3番目に持ってきたのかなと。あとは練習量の少ないバンドを最後に持ってくるのは忍びないなどいろいろあったと思います。
久しぶりにライブを見るために大阪へ行きましたが、Zepp大阪は遠い 笑。
19時開演で終了したのが22時30分ごろ!ダッシュで帰りました。僕は京都だからまだよかったけど、もうちょっと遠かったら宿泊コースでした。
今回の20周年ライブ、チケットがあたってラッキーでした。Twitterで検索すると倍率はそこそこ高かったようです。いくらZeppとはいえ椅子席だったのでしゃーないですね。
ファン層も年齢高めなので、立ちっぱなしはしんどいですし。
東京ではニコ生も放送してたので、映像化もあるといいなぁと。
はやくタイムシフト視聴せねば。
とにかくキリンジの過去曲が一生聴けないことが無いのは今回のライブで証明されたので、また期待してます!