広島観光の際、歩きすぎておしりの穴付近?か股らへん?がヒリヒリ痛みました。
たまにあるのです、歩きすぎておしりが痛くなることが。
いつもなら一日寝たら治るところが、何日かたっても完全治癒しなくて、むずむず痒くなったり、不快感が増すばかり。
座るのもしんどいし、立ち上がるのもおしりに負担がかかる。
道の大きな段差もかなり慎重に歩かないといけません。
咳やくしゃみなんかすると肛門様に衝撃が走ります。
寝る時も不快でしっかり睡眠が取れた気がしない。
普段の生活でこんなにも肛門に力をいれるシチュエーションが多かったのかと驚くばかりです。
テレビなどで人がイスにドサッと座るシーンを見るたびに、「あの頃に戻りたい」という思いが強くなり(サプリメントのCMみたいですが)ついに病院へいってきました。肛門科の!
行った病院は肛門科といっても、あたまに「消化器外科」と書いてあったので少し恥ずかしさがやわらぎます。この時点で「苦しみ>恥ずかしさ」なのでさほど気になりませんが。タイミングがGWどまんなかの平日だったので病院は激混みでした。みんなおしりの悩み抱えてるんやね…。
検査はまず触診で「とりあえずみたらわかりますので」と奥の部屋へ。ベッドに横になります。うつむきではなく横向きなので安心。おおきなタオルを一枚わたされ、それをまとってズボンを膝までおろします。ありがたい配慮です。
「では診ていきますね」と患部にゼリー状の何かを塗られ、おそらく指であれをあれされます。グリグリと「ここ痛みますか?」と切れているところもあるので「グワッ!」と心のなかで叫びました。(調べてみると、触診と肛門鏡という器具を使って中の様子を見るようです)
「慢性的な切れ痔といぼ痔が3つですね」
ガーン、やっぱり。すでにおしりは爆発していたのです。でも大きな病気じゃなくて良かった。図をつかって丁寧に状況を説明され、いぼ痔の治療方法を説明されました。いぼ痔は取らないことには治らないようです。
今回は、根こそぎ切ってしまうのではなく、いぼの大きくなった部分を輪ゴムのようなもので止血し壊死させる方法を勧められました。輪ゴムはいぼが壊死した後、便とともにそのうち流れていくのだと。再発も何%かあるようですが、切ることはないので身体への負担も少なく良いですね。この方法だと5分ほどの短時間の処置で済むとのことで、日帰り手術(治療?)できるようです。
ひとまず2週間分の痔の薬(チューブ式の軟膏)をもらい、なくなる頃に再度病院へ。この痔の薬、いままで普通に挿して使いにくいと思ってましたが、チューブの口の先に軟膏を少しなじませるとスムーズに入ります。2週間もあれば痔の薬マスターにもなれそうな気分ですよ。
治療の経過
痔の治療の感想を。
治療当日
約2週間後、輪ゴム結紮術をやりに来ました。どきどきです。
この日もまずは触診で痔の様子を見ます。
1週間ちょっと軟膏薬を使ってみたものの、普段の生活では痔が改善された感覚はなかったのですが、触診では前回よりも痛みは少なく、薬が効いて切れ痔はほとんど治っていたようです。
で、問題のいぼ痔。
なにかの器具をグッと入れられて(これが結構しんどい。汚い話ですがこの時尿が出そうになるので診察前はトイレに行っておくのがおすすめだよ!)
何をされるのかと気構えていると、1分もしないうちに「はい、これでゴムが入りました」と治療完了。麻酔は無しです。
「風呂も運動も問題ないです。1〜2週間後また来てください」とのこと。
治療後、若干の痛みあったので座るのには気をつけながら、同じチューブの薬をもらって帰宅。治療費は4千円半ばでした。あと2個いぼがあるので全部取ると薬代も込みで合計すると1万5千円くらい。なかなかかかります。このお金でちゃんとしたイス買っとけばなぁという後悔しかない。いや、なる時はなるだろうけれど。
治療後1日目
寝たら痛みが引くかと思ったけど翌朝、若干痛いのと不快感。休みの前日に治療してよかった…。治療は神経の通っていない部分だから痛みは無いと言われていたのですが、痛み止めをもらっておけばよかった!
飲み薬は処方されなかったので、家にあったイブ頭痛薬で気休め。痛みが続くようであれば週明け病院いこうっと…。その日は怖かったので便は恐る恐る出しました。
頭痛薬を飲んでから、しばらくすると痛みが引いていきます。晩に痛み止めが切れるかと思いきや、違和感はあるものの痛みはそのまま来ず。こんなことなら治療当日に飲んでおけばよかったです。
治療後2日目
痛みはなし。たまに、痛いかな?どうかな?というくらい。かなりおしりに気を使いながら生活をしていますが、治療前よりもおしりがスッキリしてます。いぼ痔がまだ2個も残っているにもかかわらず、不快感が少なくなりました。治療してよかった!
しかし、しばらくは「おしりの中にゴムがあるのか…」と心配しながら生活してました。
治療後1週間目
その後一週間を過ぎた当たりで違和感がほとんどなくなり、非常に快調。もうゴムがとれたのだろうか、便もしやすくなった気がします。
もう大丈夫じゃね?と思ってしまっていますが、念には念を、また週末に第二のヤツを取りに行ってきます。
治療2回目
この日は病院が空いていて、入るやいなや名前を呼ばれました。こ、心の準備が…。
同じくベッドに横になり触診。ここまできたらもう抗うことはできない。煮るなり焼くなりといった気分です。
その後、グッと器具を入れ、先生が助手みたいな人に「お願いします」との声が聞こえたらゴムがハマった瞬間がわかるようなピリッとした痛みが一瞬走りました。が、初回より全然痛みなく終わりました。イボが一個無くなったからでしょうか。
聞いてみるとイボは人差し指くらいの大きさなのだとか。大きくなると親指くらいになるようです。でかい!そんなのがおしりに3つもあればそりゃ不快なわけです。
この日は、痛み止めをもらいましたが、特に痛むこともなく、普通に暮らしています。前よりもおしりを気にしなくなりました。すがすがしい気分です。あと一回、がんばるぞ…
治療三回目
ラスト一回。輪ゴムがうまくはまらなかったのか、治療時間が一番長かったのですがそれほど痛みはなく終了。これで痔とおさらばです!一ヶ月後くらいに様子を見せに来てくださいと言われました。
追記:再発!
治療してから一年と半年ぐらいでしょうか。またお尻にヒリヒリと痛みと違和感を感じ、悔しいけど「これは痔が再発したな…」と悟ったので再び肛門科へ行ってきました。お尻が気になると何もかも集中力が途切れてしまいます。食欲もなくなりますし早めに行くのが吉。
痛みを感じた時点で軟膏を使っていたので切れ痔は大丈夫でしたが、いぼ痔が一つ出来ていたようです。病院に行ったその日に「じゃあ処置しておきますね」と触診と同じタイミングで治療完了。
椅子に座る時、お尻に圧力がかかってるなぁと思いつつ座っていたのでこれがよくなかった…。これからはちゃんとおしりに優しいクッションを使うことにします。
注文したのは以下のクッション。
カバーで中の形状が見えにくいのですが、ドーナツ型クッションです。職場でドーナツ型のクッションを使うのは少し恥ずかしい気がしたのでこちらの商品を頼んだのですが、カバーのメッシュが荒くてドーナツ型があらわになってしまいます。スケスケだよ!
スケスケじゃないこちらのクッションのほうがよかったかも。よく調べればよかった…。
Reanal (リーナル) 円座型クッション O型 姿勢矯正 痔 腰痛 妊婦の方に 高反発のクッションが腰への負担を減らします メッシュカバー ブラック
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あまり期待してはいなかったのですが、ドーナツ型クッション、お尻に優しいです。姿勢も良くなる気がします。
家で使う場合は他者の視線を気にしなくていいので、あからさまにカッコイイ形のクッションでもいいかもしれません。
***追記ここまで***
おまけ
他に痔の友人の体験談としては、
便をした後トイレットペーパーに血が付いてたり、ひどかったのが気がついたらズボンが血まみれになっていた事もあるようです。日常的に排便時くらいしか痛みは無いらしいですが、切れ痔はそれはそれで恐ろしい…
ボラギノールですぐ直ったとのことで、切れ痔にはやはり軟膏が効くようですね。
最後に
痔は日本人の3人に1人はなっていると言われます。
仕事中も帰ってからもずっと椅子に座ってるのでまぁしょうがないなと。最近樹脂製の硬い椅子に座ってたのがおしりにとどめを刺した気がします。
みなさんもおしりを大切に。そして仕事中も座りっぱなしにならずちょくちょく動きましょう。