久々の動画アップ。マグネチックピックアップの弾き比べです。
アコギ一本のライン録音は演奏のニュアンスが出すぎて、下手さが全面にでて残念な感じですが、ピックアップの雰囲気が伝わればよいかなと思います。。
マグネチックピックアップのいいところ
・主に弦振動しか拾わないのでハウリングしにくくバンドで使いやすい
・音がプリプリしにくい
・ドライバー一本で気軽にアコギに取り付けられる
短所
・出音はアコギらしい生音感はなく、エレキのようなサウンドになってしまう
念のため機材紹介しておきます。
使用ギター
・Martin ooo-18
このギターは中古で購入した時からバータイプの貼り付け型のマイクがブリッジ裏についてました。
多分これかな?L.R.Baggsの文字が見えたので、iBEAMだと思います。
音はものすごく生に近く、満足してたんですが、ライブでハウリングしまくるのでマグネチックを購入するに至りました。
使用プリアンプ
・BOSS AD-5
ピエゾ用とマグネチック用の入力端子が2つ付いているすぐれもの。現行で売ってないのでオークションで落としました。(送料入れるとそこそこ高かった・・・)
ピエゾとマグネチックをブレンドして使うことが出来ます。
FISHMAN NEO-D Humbucking Pickup
ハウリングが気になってから、はじめにこのピックアップを購入。NEO-Dに変えてからハウリングはなくなり、ドラムセットのあるバンドでも十分な音量がだせました。
特徴はハムバッキングならではの温かい音。その分音ツヤは少なく、高音成分が少ない。そのせいか音に芯がなくポコーンとしていて個人的に微妙でした。
高音が出るMartinとは出音の音色が違いすぎて、うーん。。。
ストローク ピック
ゆるやかに弾く分にはいいですが、ジャカジャカと激しくコードを弾くと中域音が飽和してる感じになってしまいます。アコギらしい高音がでないのでもどかしい。
単音 ピック
中域に粘りがあるので単音弾きが多い人はなかなかいいんじゃないでしょうか。
が、少し薄っぺらい感は否めません。
アルペジオ 指
指で弾くとわりと良いです。高音がでない分、下手さがバレにくい ^^;
ピエゾと組み合わせて使うのであれば、NEO-Dで太さを、ピエゾで高音、という感じに音を補えてよいと思います。NEO-Dは安価な部類に入るので、導入しやすいのもポイント。
L.R.Baggs M1 PASSIVE
マグネチックといえばこれ!というほど、よく見かけるピックアップです。クリーム色で見た目もオシャレ。
M1は少し特殊なピックアップで、アタック音を拾います。ピックアップ本体やボディーをコツコツ叩くとその音も拾うことがわかります。パーカッション的な奏法をする方にはいいんじゃないでしょうか。
動画を聴いてもらうとわかるのですが、ピッキングした時にピックがボディーにあたるコツコツ音がはいってます。これが原因なのか、シングルコイルだからなのか、M1は高音がしっかりでてくれます。
ストローク ピック
コードをジャカジャカ弾いた時はかなりアコギ感がでてよいです。ピエゾに近い感覚でした。カントリーなんかよさそう。
単音 ピック
高音が出る分、強弱が伝わりやすいです。ソロに表情がつきます。が、若干音が細い気もします。
アルペジオ 指
つややかで良いです。弦を右手でチャッと叩く音も拾います。リバーブのりが良さそう。
M1ならピエゾと組み合わせることなく単品でいい感じに音を出してくれました。コードバッキング中心の人はオススメです。
今回、M1がかなり好きな感じだったのであれですが、
個人の好みや、バンドで合わせた時の具合、いろいろ試して使ってみるのがいいと思います。これが正解!というのはないので。
アコギはライブで使うのがなかなか難しい物で、プリアンプやPA機材によって音が良くなったりします。その逆もしかり。
マグネチックは簡単に取り付けできるのものが多いので、周りに持っている人がいればレンタルして試すのも良いと思います。
個人的にライブではピエゾ埋め込んでるギターが一番アコギらしい音がしてる気がします(もちろんものによるんですが)。ピエゾを埋め込むのは本体の加工が必要なので音が若干変わるのと金銭面がネックです。テイラーのエレアコそのうち買いますかな。お金ないけど(^^)