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IEのバージョンはどこまで対応すべきか?(2014年)

ちょっと前、こんな記事が炎上して、ブコメでIEの話題が出ました。

 

早稲田大学のサイトリニューアルがなぜこんなにひどいのか。 - 隣り合わせの灰と青春


IEってたくさんのバージョンがありますが、2014年の現時点でどこまで対応したらいいの?ということでまとめておきます。

 

 

記事が長くなったので、先に結論を書いておくと、

 

・IE9

・最新バージョンのIE

 

は2014年現在、対応しておくと良いと思います。以下、説明です。

 

日本のIEのブラウザシェアの現状(2013年10月~2014年10月)

日本のブラウザシェアの現状(2013年10月~2014年10月)

StatCounter Global Stats - Browser, OS, Search Engine including Mobile Usage Share

自動アップグレードのおかげか、ほとんど最新のIE11に集約されています。

statcounterではIE7はもう載ってないんですね。

 

IEの自動アップグレードについて

最近ではIEの旧バージョンを減らす施策として自動アップグレードが取り入れられています。私の使ってるWindows7でも、自分でアップグレードした覚えはありませんがIEは最新の11になってました。

 

 

WindowsのOSバージョン別IE対応表

windowsのOS(XP、Vista、Windows7など)ごとに対応しているIEのバージョンはなになのか?wikipediaがわかりやすかったのでこちらの表を見るといいかと思います。

WindowsのOSバージョン別IE対応状況

Internet Explorer - Wikipedia

 

 

IEの各バージョンの対応について

IE6

IE6はWindowsXP以前のOSで存在するIEのバージョン。
ご存知の通り、MicrosoftはWindowsXPのサポートを2014年4月9日に終了しています。

2014 年 4 月 9 日(日本時間)をもちまして、Windows XP、Microsoft Office 2003、Internet Explorer 6 のサポートを終了させていただきした

 (「いただきした」になってるけど!)

Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ | Microsoft

 

もうIE6は対応しなくてOKです。悪の根源も、もうおさらばです。

 

IE7

IE7はWindowsVistaの標準ブラウザ。
自動アップグレードがあるのでIE7は非対応でよいかと。

 

IE8

IE8はWindows7の標準ブラウザ。
また、Windows XPがアップグレード可能な上限であるIEのバージョン。
IE8の入っている可能性のあるXPはサポート終了しており、Vista・Windows7は自動アップグレードがあるのでIE8も非対応でOK。

 

IE9

IE9はWindows Vistaがアップグレード可能な上限であるIEのバージョン。
Vistaはサポート期間が2017年4月11日までとなっているのでIE9の対応はしばらく必要です。

個人向けWindows Vistaのサポート期間が2017年まで延長、7は2020年まで -INTERNET Watch

XPはIE9以降にアップグレードできません。

 

IE10~

Windows7はサポート期間が2020年1月14日までとなっています。

IE10以降は最新バージョンを対応すればよいかとおもいます。最新であれば、chromeやFireFoxとさほど変わらず、あからさまに崩れることはそうないはず。

 

 

対応すべきIEのバージョン

先にも書きましたが結論です。

・IE9

・IE最新バージョン

現状、Windows Vistaがアップグレード可能な上限であるIE9は対応するのがオススメです。Vistaのサポート期間である2017年4月11日までがんばりましょう。

Windows7以降のOSは常に最新のIEが使えるので、それに対応すれば良いと思います。

 

ターゲットは誰なのか?

対応すべきIEのバージョンを書きましたが、気をつけたいのが誰をターゲットにするのか

 

サイトのリニューアルであれば、今までどのブラウザのどのバージョンでサイトにアクセスがあったか、アクセス解析でわかります。

(Google Analyticsなら「ユーザー」→「ユーザーの環境」→「ブラウザとOS」のブラウザ名をクリックするとバージョンがわかります)

 

そのユーザーの多くが古いバージョンのIEでアクセスしているのであれば、対応したほうがユーザビリティが高いです。

 

ただしIE6についてはサポートを終了してるので非対応が望ましいです。

 

IE7、IE8についても、対応したいけど予算がない場合は、古いIEのバージョンでアクセスされると、サイトにアップグレードを促すアラートを表示させるようなスクリプトで対策をとるのも非常に良いと思います。

 

逆に最先端のものを見せたい場合は、Chrome、FireFoxなどのモダンブラウザのターゲットのみにしぼって思い切ってIEを全て切り捨てるのもありかもしれません。

 

 

 

 

IEも、もうそろそろ大ナンバーでの管理をやめてほしいですね。
最近はchromeがだいぶ勢力をあげていますが、IEばっかり使ってるのなんて日本ぐらいですぜ。

chromeをダウンロードしてサクサクインターネットを楽しみましょう。

布教:Chrome ブラウザ

 

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